「50年後も穏やかに笑っていられるように」

先日の結婚披露宴,最後の新郎のスピーチのとき・・・
また,感動的なシーンを見かけました。

今回のシーンは,新郎が最初から「これを伝えよう!」と決めておられた事。
伝える相手は,この世で一番大切な人生の伴侶・・・新婦様でした。








このKANの『50年後も』は,最後の「新郎新婦退場」シーンで流したBGMです。
もちろん,お二人の指定音源です。

新郎様の雰囲気は,”優しい,実直”を絵に描いたような人。
新婦様の雰囲気は,”落ち着いて,控えめ”を絵に描いたような女性でした。

新郎様のお色直し入場の時や,何気ない仕草に・・・
一瞬たりとも新婦への気遣いを怠らない”真剣さ”を感じました。

新婦に気遣いする新郎
そのお二人のエンディングシーン。

ゆっくり気丈にお手紙を読まれる新婦様。
そして,新郎のお父様からご両家代表挨拶。

・・・最後に新郎のご挨拶の順番がやってきました。


ワイアレスマイクを持って,一言一言・・・かみしめるように話されました。
これは,型どおりのスピーチです。

一通り話し終わり,立礼されましたので,マイクのボリュームを絞ろうとしたときの事です。

新郎の口がまだ・・・大きく開いているんですね。

「あれっ,まだ話されるのかな」

キャプテンがマイクを受け取りに新郎の側まで近づきましたが,
続けて話を継ぎ足そうとされましたので,元の位置に。

以下に,そのときの新郎様のお話を,そのままご紹介します。
なお,新郎が新婦を呼ぶ時,今回は仮に「ゆか」という名前を使わせていただきます。
○○は・・・感じが出ないので(笑)。
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「あの,すみません。
もう少し・・・どうしても伝えたいことがありますので,続けさせてください。

実は,この場を借りて,ゆかにお礼を言いたいと思います。

・・・ゆかと出会って今まで,いろんな事がありました。
意見の食い違いで泣かせてしまったり,逆に私が・・・泣きたくなったり・・・

でも,こうして今この場で二人の結婚披露宴を執り行うことが出来たのも,ゆかの気持ちが揺ぎなく,強く思ってくれていたからこそ・・・
また,結婚準備もほとんどゆかの力に負うところが大きく,本当に感謝しています。

この最後に時間をいただくのは,大変申し訳ないのですが,ゆかに手紙を書いてきましたので,ここで読ませてください。
もうちょっと・・・ご辛抱ください。」
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実直な新郎が,自分の為に終了時間が延びてしまうことを,頭を下げて謝られていました。
そんな新郎の気遣いに,ゲストの皆さんも口元をほころばせながら,新郎の手紙を聞く体制に。

ゆっくり,優しく,かみしめるように・・・
新郎が手紙を読み上げます。
その内容は,新婦への感謝の気持ちが溢れていました。

・・・そして,「まだ正式にプロポーズを受けいない」と常日頃不満を漏らしていた新婦に対して,新郎は次のようにお話されました。
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「前から,プロポーズしてもらっていないって言ってたよね。
ここで,恥ずかしいですが,ちゃんとプロポーズします。

僕にとってゆかはかけがえのない存在です。
一生大切にしていきます。
どうぞ,ついてきてください。

そして,何時までも今のこの気持ちを大切にしていこうね。
50年後も穏やかな気持ちで笑っていられるように・・・頑張ろうね

どうぞ,宜しくお願いします。」
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優しい話しかけでした。
新郎のお人柄がにじみ出たお手紙朗読でした。
会場から,「よっしゃー!」とかけ声も入り,
割れんばかりの拍手が沸き起こりました。

正式なプロポーズが出来ていないカップルは意外と多いみたいですね。
新郎は「した」と思っていても,新婦は「まだ」とずれているケース・・・ありますよね。

今回のように,結婚披露宴の準備も新婦さんに押しつけてしまった新郎が,お礼と同時にきちっとプロポーズする・・・
しかし,面と向かっては気恥ずかしいので,手紙にして読み上げるというパターン。

最後の「新郎の挨拶」は,新郎の為だけに用意された絶対の時間。
この時間を使って,きちっと優しく気持ちを伝えられました。

50年後も穏やかに笑っていられるように
新郎のほっとした表情が印象的でした(笑)。
そして・・・そのまま退場へ。

指定のBGMは,KANの『50年後も』。
手紙の内容を考えて選ばれた『50年後も』・・・

1分13秒のサビから流しました。
素晴らしく決まりました。

50年後も穏やかに笑っていられる・・・
本当にそんな夫婦になれるように,目指していきたいですね。


「あなたといっしょになれて・・・幸せでした」

そう,言ってもらえるように・・・ですね。

なお,文中で使わせていただきました,新婦の写真は,
「SAILIN’ SHOES」というサイトにある写真を使わせていただきました。


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仲居 一平 の紹介

結婚披露宴で音響演出を担当させていただいております,仲居 一平と言います。 音響担当の立場から,「本番の結婚披露宴」を見させていただいて, 心に残る演出やスピーチ,思わずうなってしまう”妙な”選曲などを,できるだけ臨場感を持ってお伝えしていきたいと考えています。お忙しいカップルさんの結婚準備に少しでもお役にたてれば幸いです♪
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