新婦「お手紙朗読」に替わる”感謝状”の贈呈

最近、新婦さんが披露宴最後にご両親に宛てた手紙を朗読しないケースが結構あります。
その理由として、

  • 話したいことは、今日までにすべて直接話したから、今更改まって伝えることは・・・ない
  • どうしても泣いてしまい、前に進まなくなるからやめておこう・・・
  • しんみりしたくないので、最後も楽しく盛り上がりたい!

こんな感じでしょうか(笑)。

結婚披露宴の最後はしんみりと新婦のお手紙・・・
誰が決めたのでしょうね(笑)。

定番となった今、改めて考えたことも無かったですが、

「型どおりの結婚披露宴にはしたくない」

という新郎新婦様も確実にいらっしゃいますね。
もちろん、何が正解!なんてありません。
お二人で決めたようにされたら良いと思います。

そんな中、先日の結婚披露宴で「ご両親への感謝状贈呈」をされた新郎新婦がおられました。

披露宴の最後に照明を落とし、しっとり系のBGMを流します。
そこで新婦からのお手紙朗読ではなく、ご両親への花束や記念品の贈呈後に、
新郎新婦から自分の両親へ向けた”感謝状”をその場で朗読します。
新婦だけではなく、新郎も感謝状を読み上げます。

まずは自分を生んでくれた日を読み上げ、感謝状朗読がスタートします。

小さかったときにしてくれた数々の苦労話・・・

休みの時は一日中肩車をしてくれた父、
風邪をひき鼻水で呼吸ができず苦しそうにしている自分の鼻水を、口で何度も吸い取ってくれた母。

そして、物心がついて大晦日の大掃除の時期に腕の骨を折って接骨院を駆けずり回って探してくれた両親、
学研の「科学と学習」の付録が足りないだけで、支店まで取りに行ってくれた母、
友達から借りたミニカーを返し忘れただけで、底が抜けるほど怒鳴った父、
亡くなったおばあちゃんの手を泣きながらずっと擦り続けていた母・・・
                 ・
                 ・
                 ・
これは全部、私の思い出ですが(笑)。

こんな感じで忘れられない両親の思い出を、ずーと読み上げていきます。
小さい時から、結婚するまでの思い出です。

一つ一つの思い出は、実はその時の両親の守らなければいけない我が子への全力投球・・・
その結果であるということ。
そして、両親から注いでもらえた愛情が、今の自分たちを支えているということ。

大人になるにつれ、徐々にわかってきますね。
その気持ちを感謝状にすればいいんだと思います。

両親の”全力投球”を具体的にひとつずつ感謝状に挙げていって最後に、

「お父さん、お母さんの子供に生まれて来ることができて幸せです。
これからも親子であることには変わりないので、末永くよろしくお願いします」

こんな感じで締めくくられていました。

感謝状の朗読中に涙を堪えておられるご両親が印象的でした。

ご両親へお渡しする感謝状は、もちろん手作りです。
厚紙にきれいな色紙で装飾されていました。

そして、感謝状には生まれて小さかった時の写真と今の写真を2枚並べて張ってありました。

親として、今までの苦労が報われる瞬間だと思います。
子育てという”一大事業”から一歩も逃げずに立ち向かった・・・
その勲章のようなものですね。

もらって一番うれしい勲章ではないでしょうか。

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About 仲居 一平

結婚披露宴で音響演出を担当させていただいております,仲居 一平と言います。 音響担当の立場から,「本番の結婚披露宴」を見させていただいて, 心に残る演出やスピーチ,思わずうなってしまう”妙な”選曲などを,できるだけ臨場感を持ってお伝えしていきたいと考えています。お忙しいカップルさんの結婚準備に少しでもお役にたてれば幸いです♪
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