「自分自身を束ねず、自分の心と直感に従う勇気を持つこと」

今日は、私が最近出くわしている悩みと、感動した「詩」をご紹介します。
結婚披露宴に関する話ではないので、ご興味が無い方はこのページを閉じてください。

私には3人の子供がいます。
上から順番に、

中学3年生の長女
小学6年生の長男
小学3年の次男

です。

中学3年のお姉ちゃんは、なかなか頑張り屋さんなのですが
勉強の成績は・・・もうひとつ伸び悩んでいます。

自分自身も同じ年頃のとき、親から「勉強せんかい!」と言われるたびに腹を立てていました。
「いちいちうるさいんじゃ~」
言われるたびにムカついていました。

だから、今親の立場になって”教育パパゴン”にはなりたくないな・・と心から実感しているんです。
だって、いくら周りが”ヤイヤイ”言っても、本人が自分から「やろう!」と思わない限り、
頭になんか入る分けがない!と思うから。

自発的に自分から机に向かうように、
そういう環境を整えてあげることが、親としてできる最低限度のことかなと考えていました。

しかし成績は・・・伸び悩みです。
学校の偏差値やら実力試験やら、山のように受験生を持つ親の元に情報が降りかかってきます。

「今までの放任主義はやはりいけなかったのかな・・・」
「ユカ(娘)にどう接すればいいのだろう・・・」

これは子供の教育上の悩み・・・

あと、もうひとつの悩みがあります。
自分自身の「これからの進路」についてです。

自分がやりたいことと、家族を養っていくという責任を果たすことと。
今その板ばさみで、日々考えています。

私は40歳を超えています。
人生元気に動ける期間が80歳までとすれば、もう半分・・折り返し地点をすぎてしまっています。

今までは、人の人生の中で生きてきたように思います。
しかし、これからは自分の人生の中で生きていきたいと切望する日々です。

「自分の人生を生きる」ってどういうことなんでしょうか。

自分が「人の為になるだろう」と考えることを、やり続けて結果、収益をいただく。
”自分で考えて”ということが、「自分の人生を生きる」ということだと思います。

あたりまえですね(笑)。

しかし、今までの私は・・・そういうことを考えている人が起こしている組織にもみくちゃになりながら
目の前の仕事をサラリーの為に処理して来た・・・こんな実感しかありません。
つまり自分の人生ではなく、他人の人生の為に時間を費やしてきたような気がしています。
お恥ずかしながら・・・

どういうことをして人様の役にたてばいいのかを模索している時に、
娘の成績の話を嫁さんから聞き、頭がまとまらない状態の時に・・・
ふと、本に書かれていたある詩に出くわしました。

ご紹介します。

▼▼▼____________________________________________________

「わたしを束ねないで」
新川 和江(しんかわ かずえ)

わたしを束(たば)ねないで
あらせいとうの花のように
白いねぎのように
束ねないでください 私は稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください 私は羽ばたき
こやみなく空の広さをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしを注(つ)がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちてくる
苦い潮(うしお) ふちのない水

わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
座りきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
、(コンマ)や.(ピリオド) いくつかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩

____________________________________________________▲▲▲

この詩は、循環器内科医の村崎 芙蓉子さん著の「カイワレ族の偏差値日記」という本に
出てくる詩です。

息子が思っているほど成績が伸びず、多忙を極める医院の仕事の合間を縫って
息子と一緒に受験戦争を乗り切ろうとする奮闘記です。

何気に村崎さんが中学3年の国語の教科書に載っていたこの詩を見つけて
感動されるシーンで紹介されていました。

この詩を読んだとき、私はアップル創設者スティーブ・ジョブズの次の言葉を思い出しました。

「他の人の意見という雑音に自分自身の内なる声をかき消されないようにしよう。
そして最も重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。
心と直感は本当になりたい自分をどういうわけか既に知っている。」

これは確か、ジョブズが2005年のスタンフォード大学の卒業式でスピーチした時の言葉だと思います。

自分の心のそこに渦巻いている「たまらなくやりたいこと」。
それを早く見つけるべきだ。
・・・これもそのときのスティーブ・ジョブズの言葉です。

そして、「たまらなくやりたいこと」が今の私のように何だかはっきりしていないとき、
はっきりしないまま、いろんな責任が両肩にのしかかってきている状態で、
「自分の心と直感に従う勇気を見失わない」でやりたいことを貫き通せるのか。

しかし、「わたしを束ねないで」の詩や、スティーブ・ジョブズの言葉を読み返すにつれ、
はっきりと言えることは、

大成功した人、著名にならなくても「わが人生に悔いは無し」と満足して人生を終えた人は
間違いなく、自分の内なる言葉に忠実に従った人達だ
と思うんです。

「たまらなくやりたいこと」って、ある日突然やってくるようなものではないと思う。
必死に生きてきて、ふと振り返ったとき・・・
たまらなくやりたいことをやってきた自分に気がつく・・・

そんなものではないのか・・・そういう気がします。

人に束ねられないで、風にそよいで悠々と実っている稲穂
風にそよいでいる、鳥の羽ばたき
ゆったりと満ちている海
行き先を阻まれない自由な風
果てしなく拡がっていく一行の詩

こういう”自由”な状態は、与えられる責任を果たすことの交換条件として得られるのではなく
元から”自由”なんだ!
何もしなくても、私たちの魂の在りようは、こういう自由な状態なんだ!っていうことを
改めて認識させられた思いです。

だから、この自由な自分自身の心にまじめに向き合って、素直に耳を傾けて
そして感じた直感を実行する勇気を持つことは、正しいことだと思います。

「~したくないから、楽そうだから」ではなく
「~のほうが人に喜んでもらえるから」という基準。

この基準はぶれることなく、自分の「なりたい自分」目指して頑張れば良い・・・

中学3年の我が娘に、これを噛み砕いて理解させてやらないといけないと思います。
今すぐは分からないか・・・(笑)。

でも、分からなくても、何度も何度も繰り返し説明してあげようと思う。
そして、娘の「なりたい自分」探し、そして彼女の直感を実行する勇気に
最大限の応援をしてやろうと思います。

そして、私自身の「なりたい自分」探しの紆余曲折を、子供達の「自分探し」の参考に
自信を持って話して聞かせてやれるように、今、頑張ろうと思います。

そして人生残り半分を・・・一生80年分生きたくらいの充実した年月に
していきたいと思っています。

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仲居 一平 の紹介

結婚披露宴で音響演出を担当させていただいております,仲居 一平と言います。 音響担当の立場から,「本番の結婚披露宴」を見させていただいて, 心に残る演出やスピーチ,思わずうなってしまう”妙な”選曲などを,できるだけ臨場感を持ってお伝えしていきたいと考えています。お忙しいカップルさんの結婚準備に少しでもお役にたてれば幸いです♪
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「自分自身を束ねず、自分の心と直感に従う勇気を持つこと」 への2件のフィードバック

  1. nao のコメント:

    私にも3人の子供がいます。
    上から順番に、

    高校1年生の長女
    中学3年生の長男
    中学1年の次男

    です。

    成績やちょっと反抗期でわたしの心を悩ませているのは中3の長男です。
    仲居さんのお子さんに対するおもいや、ご自身の人生にかけているおもい、わたしも同じようにあります。
    元気になりました!!どうもありがとうございます(^^)☆

  2. 仲居 一平 のコメント:

    naoさん、
    お返事遅れてごめんなさい。

    この記事を書いたのは、今から5年前です。
    今改めて読み返してみて、なんだかお尻がくすぐったくなってきました(笑)

    5年前と今と、何か変わっているかな・・・
    と今振り返ってみると、置かれている環境は変わっていますが、私が思う「なりたい自分」に少しは近づいていると思えます、。

    今は全く結婚披露宴関連の仕事はしていません。
    ベトナムで仕事をしています。

    でも、私が書いた記事で誰かのお役に立てたということだけで満足です。
    せっかくの人生ですので、悔いの残らないよう頑張りたいですね。

    子供も最後は離れていきます。
    そして一人残った時、わくわくできる楽しいことに取り組めていれば最高だと思います。

    お互いがんばりましょうね。

    メッセージ有り難うございます。

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