心に残る結婚披露宴にする3つの注意点

Posted on May 12, 2008
Filed Under ■5 仲居 一平の独り言 |

今日は,模擬人前結婚式の音響でした。

模擬人前結婚式とは、これから挙式予定のカップル様に、当式場であればこんな感じになります、
と模擬的にモデルの新郎新婦に手伝っていただき、一通り実演してみるというものです。
当日は、見学のカップル様にはゲストになっていただき、参加してもらいます。

模擬ですので、私のイメージどおりのBGMを選択して流すことができます。
いつもと違って気は楽ですね(笑)。

披露宴会場内は,それぞれのプランナーさんがお客様と打合せをされています。
今日は珍しくオーナーさんも来られて,接客をされていました。

私が仕事をさせていただいておりますゲストハウスがあるこの地域は,結婚式場の”激戦区”です。
駅から歩いて15分くらいですが,その間7件くらいの式場がひしめき合っています。

直接私が歩く道沿いに約7件ですから,1つ奥に行けば同数くらいの式場があるかもしれません。
いちいち数えたことは有りませんが,間違いなく関西でも屈指のWeddingスポットです。

ですので,休日になるとガーデンでの結婚式をビデオに納めたり,写真撮影が目的でこの周辺に
来られる方々が非常に多いのが特徴です。

私の担当であるこのゲストハウスは,特にガーデンスペースが広大で,
この界隈でもすごく目立っていると思います。

式が始まると,道路に面した塀越しにたくさんの見物人がカメラを持って参加?されます。(笑)
こういう見物人の中から,当式場で挙式を決断されたカップルもたくさんおられるんです。

そういう意味で,当日予約をされて模擬人前結婚式に来られたお客様と,塀の向こうの見物人の
皆様も同じ「お客様」として,式場の特徴や良さをアピールしないといけないのが,
本日の「模擬人前結婚式」なんです。

流すBGMも決まり,音量のチェックをしているときに,私のいるミキサーの真横のテーブルにお客様がこられ
プランナーさんと打合せが始まりました。

何件も式場見学をされているお客様のようです。
担当のプランナーさんから、今まで見学された式場と,2人で「良い」と意見が一致している式場を
直接確認されたあと,そこと比べて当式場がどう違うのか,サービス面,設備的な面から予算的な話まで,
詳しい説明が続きます。

正確な見積もりを出すところまで話が進み,プランナーさんが離席されている最中に
当式場のオーナーが通りがかって,見積もり待ちのカップルに声をかけられました。

その時のやりとりを皆様にご紹介させていただきます。

オーナー : 「いらっしゃい,いかがですか」

カップル : 「はい,今見積もりを待っているところです」

オーナー : 「じゃあ,1つ式場選びの注意点お話しておきますね」

カップル : 「・・・」

オーナー : 「ご予算の事で不安があるなら,気兼ねなしに言って下さいね。お金かけることが
        良い結婚式になるということではありませんから」

カップル : 「はい」

オーナー :
「それと3つ,私たちが皆様の結婚式をいっしょに良いものにしていく為にご提案している
ことがあります。これは,必ず守っていただきたいんですね。」

カップル : 「はい」

オーナー :
「まず一つ目。今まで育ててくれたあなたたちのご両親への感謝の気持ちを
しっかりと伝える事が結婚式の目的の半分だと考えて下さい。」

カップル : 「・・・」

オーナー :
「新婦を思う父親の気持ち,大切にしてあげて欲しいんですね。
結婚式の当日,新婦さんはウエディングドレスに着替えたら,真っ先に彼じゃなく
お父さんにドレス姿を見せてあげてください。あなたの晴れ姿を一番にお父さんに,です。
急に呼ばれて,娘さんのいる着替え室に入ってきた父親のほとんどは涙を流されます。」

カップル : 「ああ,うちのお父さん絶対泣くと思う(笑)」

オーナー :
「そう(笑)。それに新郎のおかあさん。新婦さんがどれだけ彼を愛していても,
母親の息子への愛情には かないません(笑)。そこは深いんです。
『私がお腹を痛めて生んで,今まで育ててきた』っていうね,
口には出さないけど。そういうお母さんの気持ちに精一杯答えて上げて欲しいんです。
ですから,後で○○からもお話させていただくと思いますが,ご両親への感謝の気持ちを
サプライズで表現してみましょう。いっしょに考えていきましょう。」

カップル : 「はい,そうですね」

オーナー :
「そして2つ目。ご友人が式の後,『□□ちゃん綺麗だったね』・・・だけで
終わるんじゃなくて,『□□ちゃんの結婚式,今までの結婚式で一番感動
した』・・・っていってもらえる結婚式にしましょう」

カップル : 「そうなんです。でもそれがなんか難しく思えて・・・」

オーナー :
「お任せくださいね(笑)。ただ,演出頼りではだめで,お二人のご両親や
ご友人への感謝の気持ちを先ほども言いましたが,サプライズ・・そうですね,
サプライズ3つで考えてみませんか。」

カップル : 「サプライズ・・・なんですね。」

オーナー :
「そう,サプライズです。考え方や今までの数々のサプライズシーンの蓄積がありますから,
ご安心下さい。
それと,3つ目。料理は徹底的にこだわってください。
ご希望の日で試食会を行います。必ず一度お二人で実際に食べてください。
そしてお口に合わないと思えば,断ってくださって結構です。」

カップル : 「試食できるんですか?」

オーナー :
「勿論です。当日ゲストの皆様は、お金を持って、頭の先からつま先までお金をかけて
来ていただくんです。
特に女性はトータル費用はざっとお一人6万から7万円はかかっていると思います。」

カップル : 「はい,たぶんそれくらいはかけてくると思いますね。」

オーナー :
「そんなゲストにお口に合わない料理なんて出せるわけがありません。
厳しくチェックをいれて,ご判断くださいね。」

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                     ・
ものの5分間くらいでしょうか。
こんなやりとりが聞こえてきました。

当式場のオーナーは,この界隈でも数店舗式場経営をされて,見事成功を収めている実力者です。
スタッフ教育には厳しく,また時間をかけてじっくり育てていかれると聞いています。

こういう文字だけでお伝えしているので、営業トークのように聞こえるかもしれませんが、
一言一言を丁寧に、理解してもらいたいという熱意をもって話されていました。

「この方がこの式場の責任者だったら、託しても良いかな」
こんな安心感があったのは事実ですね。

おそらくそのカップルは,当式場で挙式されると思います。

この3つのQ&Aを考えることから,自分達の結婚式創りが始まるのだと思います。

新婦や新郎がお色直し退場をされるとき,自分の母親といっしょに手をつないで
(あるいは実の母親と義理のお母様と3人で手をつなぎ合って退場されるシーンが
結構多いのは,こういうやりとりが有るからだと察知しました。

結婚式・披露宴の目的は、ご両親とゲストへの感謝の気持ちをきちっとお伝えすること。
それが半分以上だよ・・・と言われたオーナーさんの言葉,私も同感です。
本当にそのとおりだと思うんですね。

それをどういう形で結婚式も含めた約3時間という短い時間内に表現するのか。
ここは、式場パンフレットには載っていないソフトウエアの部分ですね。

一番肝心な式場のノウハウだと思います。

これは、直接式場に足を運んでプランナーさんとお話しないと、
仕入れることができない情報だとおもいます。

人が創る結婚式ですから、人を見ないと判断できないですね。
式場のスタッフの動きだとか、プランナーさんの気配りだとか・・・

何気なく耳に入ってきたお客様との打合せ。
人生の大きなセレモニー創り。
新郎新婦様と式場のスタッフとで一緒に創り上げていく”一大イベント”ですよね。

そのパートナー選びですから、やはり式場に飛び込んで行って情報収集されたら
良いと思います。
そしてお二人の感性を信じて,

「このプランナーさんなら」

と思える人だったら,託されたらどうでしょう。

そして託す式場が決まれば,お互いのご両親への心配りをサプライズという形で表現する。
プランナーさんから意見を聞きながら,ご両親との今までの会話ややりとりを思い出しながら・・・
何が一番,「今まで有り難う」の気持ちがストレートに伝わるのか。

結婚式をあげるという機会を利用して、今までの感謝の気持ち・・・
じっくり2人で話し合って「どう伝えるか」、考えてみてはいかがでしょうか。

「今まで親孝行らしいことしていないな~」
私もそうでした(笑)。

自分の親の為に,一度くらい頭から血が出るほど考えることがあっても良いかと思います(笑)。

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